「妖怪野衾蒸発事件」
ジャンル:妖怪もの・サスペンスもどき
公開場所:ここ・youtube・cocommu
~作品説明~
妖怪たちが暮らしている地図に載らないとある森。そこで三人の妖怪たちが「獣妖怪の集い」と称して、顔を合わせて他愛ない話で盛り上がっていた。
この集いのメンバーにはもう一人の妖怪がいるらしいが、その妖怪「野衾」は昼間は寝ているということで集いにはまだ来ていなかった。
野衾が起きる夜までこの三人でだべっているのもなぁ……という空気になった三人は、その野衾を迎えに行くことにしたのだが……
※「ネタバレ気にしないよ!」「全部のセリフ、流れが知りたい!」と言う方は、
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~登場キャラクターと応募セリフ(予定)~
※年齢に関しては、人間だったらのイメージ
★「おさん狐(おさんぎつね)」
・女の狐妖怪。
・20代前半くらい
・高飛車で常にテンション高め。ややせっかち。
●セリフ数51ほど
●女狐という言葉の由来となった、美女に化けて妻や恋人のいる男を惑わす狐妖怪
★セリフ
●「でさぁ、その男ったら奥さんがいるってのに、美女に化けたアタイにゾッコンでさぁ!」
※人間に化けて遊んだ時のことを楽しそうに仲間に話している
●「はあ?! それって言い訳じゃないのよ! ったく、この役立たず!!」
※言い訳(?)をする竹伐狸と口喧嘩になって
●「アタイも知らなーい!」
※婆娑婆差に「冬眠を知らないのか?」と聞かれて知らないと答える竹伐狸に便乗して
★「竹伐狸(たけきりたぬき)」
・男の狸妖怪。
・10代後半~20代前半くらい
・少し面倒くさがりで、ちょっとだけおバカな奴。
●セリフ数44ほど
●竹林で姿を隠して竹を切る音を出しては、それに驚く人間を見て楽しむ狸妖怪
★セリフ
●「蒸発? 野衾(のぶすま)は水妖怪じゃねえぞ?」
※野衾が蒸発したんじゃないかと言われて、とぼけてる訳ではなく本気で
●「役立たずぅ?! 役立たずたぁねえだろ?! オイラだって一生懸命だったんだぜ?!」
※おさん狐に「役立たず」と罵られてムキになって
●「婆娑婆娑(ばさばさ)まで……オイラを見捨てないでくれよぉ!」
※おさん狐のみならず、慰めてくれると思った婆娑婆差にまで呆れられて
★「婆娑婆娑(ばさばさ)」
・男の鳥妖怪。
・20代前半くらい
・常識があり基本は冷静で、「獣妖怪の集い」メンバーのまとめ役的存在。
●セリフ数41ほど
●「犬鳳凰(いぬほうおう)」や「波山(ばさん)」の異名を持ち、口から怪火を吐いたりバサバサと大きな羽音を響かせて人間を驚かせる鳥妖怪
★セリフ
●「俺は人間を驚かしてるだけであって、お前みたいに人間を騙してなんかいないよ」
※人間を騙して楽しんでいるおさん狐に、婆娑婆差も自分と同じようなものじゃないかと言われて冷静に言いかえしている
●「お、やっときたか。遅いぞ、竹伐(たけきり)」
※木の上に行かなければいけない時、自分だけ飛んでいった時に必死に木を登ってきた竹伐狸にそっけなく
●「お前はその面倒くさがりな性格、何とかしろ……」
※すぐ面倒くさがる竹伐狸に対して呆れて
★「五徳猫(ごとくねこ)」
・おさん狐たちとは違う森に棲んでいる、男の猫妖怪。
・20代後半~30代前半くらい
・面倒見がよく、おおらか。
●セリフ数8ほど
●五徳と呼ばれる道具を頭に乗せた猫又の一種で、火吹き竹を用いて自ら囲炉裏に火をつける猫妖怪
★セリフ
●「ちょっと待ってくれ! おれは五徳猫(ごとくねこ)っていう、しがないただの猫だよぉ!」
※いきなり「誘拐犯」だと訳の分からないことを言って飛び掛かってきたおさん狐に、慌てて
●「あのさ、取り込み中のところ悪いんだけど……もしかしてなんかあったのかい?」
※五徳猫そっちのけでいろいろ話しこみ始めたおさん狐たちに
★「野衾(のぶすま)」
・男の獣妖怪。
・10代後半~20代前半くらい
・獣妖怪の集いに参加するメンバーだが、仲間たちが巣まで迎えに来てくれた時に蒸発していた
●セリフ数3ほど。セリフ少な目で、叫びあり
●モモンガやムササビのような姿とも言われているが、古コウモリが化けたとされる妖怪。木の実を主食とすると言われているが、炎や生血を食すとも言われている
●「う~ん……せっかく気持ちよく寝てたのにうるさいな……」
※寝ていた場所の真上で騒がれて、思わず寝床を出てきて
●「え、ちょ……何のことだかわからない……(みんなに袋叩きにされた悲鳴→)ぎゃあーーーーー!!!」
※お騒がせものが、と訳もわからず怒られ、あげく4人に袋叩きにされて。
※悲鳴部分の「ぎゃあー」は、表記通りじゃなくても構いません
★「ナレーション」
・本作のナレーション。男女不問
・最初の方はナレーションとしての仕事をしっかりこなしているが、途中からメタ発言が増えてくる
★セリフ
●「これは、地図には載っていない妖怪たちが集う森で起きた、ある冬の寒い日の出来事である……」
※冒頭。このセリフから物語が始まる
●「ということで3人は……いや、3匹? いやいや、2匹と1羽か? (これ以降は独り言風に)ああ、もう面倒くさいから3人でいいや……」
※(これ以降は独り言風に)は読み方の説明です。
※最初はナレーションの仕事をしっかりこなそうとしているが、どんどん視聴者がいることを忘れかけて
●「婆娑婆娑(ばさばさ)は鳥だからね! いい? 鳥だからね! そこんとこ忘れないでね!」
※最初の方でしか婆娑婆娑が鳥の妖怪だと説明していなかったために、視聴者に念を押すように