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用語集
あきる野農工大学
あきるののうこうだいがく
当作品の主な舞台。
東京、あきる野市にある国立大学で、学部は「農学部」と「工学部」の2つだけの、秀太たちが通っている大学。
国立特有の安い授業料だけでなく激安の学生寮も整っている庶民の味方だが、学部の少なさと都市部から離れていることからか、国立大学にしては人気はそこそこ。
荒俣はかつてここの事務員であり、釧介や佐木もここの農学部の学生だった。
略称は、「あきる野」のA、「農学(Agriculture)」のA、「工学(Engineering)」のEで「AAE(エーエーイー)」
農学部
のうがくぶ
あきる野農工大学の学部の1つ。「農学」と一言で言っても、酪農、農業を始め、植物科学や獣医学など、「生物」に関わる科を多く持つのが特徴。
農学部キャンパスは広大な敷地を持ち、馬や牛のような家畜動物を飼育していたり、工学部キャンパス寄りの敷地には「みなしごキャンパス」なる施設を構えている。
工学部
こうがくぶ
あきる野農工大学の学部の1つで、「工学」に関わる様々な科を持つ。
卒業後の工学系の仕事への就職率も高く、その方の就職を考えている学生には力強い学部。
学科にもよるが、お揃いのTシャツを作ったりと学生間の仲がいいのも特徴的。
和幸総合動物病院
わこうそうごうどうぶつびょういん
東京都、新宿区左門町にある大きな総合動物病院であり、理寧の父が院長を務める。給料もよく、大抵の手術なら行える規模の大きさを誇るが、内面では常に出世争いなどの競争があり、さらにはそれらに気を取られた獣医師たちの心無い診察など、院長令嬢の理寧に多くの疑問を抱かせている。
ハーモニカ
秀太の得意楽器であり、父親から譲られた彼の宝物。
特別上手に吹ける訳ではないが(腕前は普通)、人も動物も、秀太のハーモニカを聴くと不思議と気持ちが穏やかになる。
動物たちが喜ぶため、よく龍望のギターとあわせて聴かせてやっている。
ギター
龍望の得意楽器。秀太のハーモニカと違って大きさ的にあまり持ち運んだりはしないが、暇な時には1人で弾いたりしているほか、動物たちが喜ぶため、秀太のハーモニカとよく合わせて聴かせてやっている。
龍望いわく、「秀太のハーモニカと合わせている時は我ながら上手に聴こえる」らしい。
農学部キャンパスと工学部キャンパスの間辺りにたたずむ施設(建物)。ここでは大学関係者や大学関係の、人間不信による飼い主不在の動物たちの面倒を見る。
もともとは事務員を退職した荒俣が愛犬リジチョーと共に管理をしていたが、訳あって秀太に管理人を任せる。
建物内は大きく分けてフリースペース(なぜか台所も併設)、管理人室(兼、寝室)、そして風呂やトイレのある洗面所で構成されていて、秀太と龍望はここで寝泊まりをしている。
また、建物の裏にはベンチや馬小屋、物置小屋のある運動場(放牧スペース)もあり、運動場にある階段から屋上にも行ける。
秀太たちはよく「みなキャン」と略して呼ぶことが多い。