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「暁に羽ばたく唐紅の鳳凰」とは?
主なストーリー
常世(とこよ)より生まれた神々は、現世(うつしよ)にて存在するためには現世の主、支配者とも言えよう人間の信仰心を不可欠とする。
ところで、転生神(てんせいしん)と呼ばれる神とも人間とも言えぬ存在について、何か知っていることはあるだろうか。
転生神――
人々の信仰心が薄らぎ、しかし常世へ戻ることも叶わずに魂の消滅を余儀なくされた神々が、その魂を現世に留め置くために不完全に人間へと生まれ変わった存在の呼称である。
神が人間に生まれ変わるなど、本来ならばありえない――ありえたとしても、おそらくあってはならないことである。ゆえに現世に存在する転生神は、たった三人、そのたった三つの魂だけに留まっている。
不思議なことに、神であろうと人間であろうと多くの者がその三人の所在を知らぬはずだが、誰が広めたのか、いつ広まったのか。その言葉、その意味は現世にも常世にも、ごく当たり前に居座っているのだ。
それはつまり、彼ら転生神が確かに現世に存在することを意味しているのだろう。
では、彼ら――転生神は今、何処に生き、何をしているのか。
こうして転生神についての説明をしたのも何か、彼らがそう望んだゆえの縁なのかもしれない。ならば、筆の進む限りに転生神たちの生き様を綴るのもいいと思うのだが、さて、まずはどう筆を進めてみようか。
※「光を纏い闇を導く暁の怪鳥」より、冒頭抜粋
世界観と時代背景
世界観は和風で、時代は平安。神々や妖が登場するから若干ファンタジー色もありですが、できるだけ現実らしい表現を心掛けて執筆しております。
また、一応既存の平安時代の小説を読んだり、調べながら書いているので、地名や人物こそ架空でも、役職などはほとんど実在のもので書いていきたいと思っておりますが、言葉遣いなどは読みやすさ(書きやすさ)を優先しておりますのでやや現代風、現代人の我々にも伝わる言葉で書いております。
【言い訳】
当作品に登場する神々で、現実の伝承とは違う色の説明がある神(麒麟)がいますが、あくまでこの物語はフィクションなので気にしないで頂けたら幸いです。