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用語集

常世

とこよ

神々や死者の魂が転生の時まで住まうと言われる世界。あの世のこと。

現世

うつしよ

生き物が生まれ、住まう世界。この世のこと。物語の主な舞台でもある。

ひずみ

現世と常世の境目。神などが持つ強大な神通力によって穿つことができる。

​自分が穿ったものではない歪を通るとひどい抵抗を受けるため、大抵の神々は自身が穿った歪のみを使って現世と常世を行き来する。

​日の本において、その神が祀られている場所(神社)などの周りに歪があることが多い。

物語の舞台となる島国で、現代でいう日本のこと。かつて鳳凰たちが留まっていた国でもある。

神々は「倭国」と口にすることが多い

・都(平安京)……日の本の中心とされる都市。現代でいう京都に位置し、彩将の住まいである屋敷もここにある。

・近江国……霊山である鳳凰山がそびえ立ち、紅羽たちが暮らす農村がある国。現代でいう滋賀に位置する。

かみ

鳳凰、龍神、麒麟などの、常世より生まれた、獣の姿をした神通力を操る存在。

それぞれに司る力が違い、力の数も神によっては変わってくる。

​人々の信仰心を支えに現世で存在する事ができ、信仰心が無いままに現世に留まればいずれ消滅してしまう。

神は繁殖の必要がないため性別は存在しないが、よくよく「彼ら」と示される。​

​異国にももちろん神は存在し、異国から日の本に渡って来る神も存在する。

転生神

てんせいしん

破壊と再生を司る鳳凰の神通力によって不完全に人間に生まれ変わった神のこと。早い話が紅羽、瑠爪、翠角のことだが、自らの力で人間に転生し、唯一完全に神の力と記憶を持つ紅羽はこの項では例外とする。

何の変哲もない人間の両親から半人半神の姿を持って生まれ、自覚はなくとも転生前に司っていた力を内に秘める。

神の姿を持つ人間という複雑な存在だが、当人たちは「人間」であると主張し、紅羽の村の人間たちは彼らを自分たちと同じ人間として受け入れている。

また、神と違って性別こそあるが、魂の半分は神であるがために神同様に子供を残すことはできず、その能力を持たない。

ある程度歳をとると不老となって老いによって死ぬことはなくなるが、他殺や飢餓、病などを原因に死ぬことはあり、死ぬ度に前世の記憶を失くし、まったく同じ姿で生まれる輪廻に落ちている。

神通力

じんつうりき

神や転生神が司り操る力の事で、瑠爪と翠角は紅羽に施されてはじめて使うことができるようになった。

紅羽は生き物・物体問わず触れて力を流したものを破壊・再生させることができるほか、天の力によって空気圧を操れる。

瑠爪は闇を呼び光を遮ることができるほか、水の力によって水のある場所では水柱を操れる。

翠角は光を呼び闇を遮ることができるほか、地の力によって地殻を自在に操れる。

日の本

ひのもと

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